HSPが誰でも当てはまる理由と見分ける9つのポイント
HSPって誰でも当てはまるの、、?
いや、それはけっこう危険な勘違いだよ、、!
- HSPって誰にでも当てはまる?
- HSPを見分けるポイントは?
- HSP気質の人のリアルな声が聞きたい!
この記事を最後まで読めば、HSPさんが誰にでも当てはまると思われる理由と対策がわかり、自分の個性に自信をもって過ごせるようになります。
「HSPって思い込みなの?」と悩む繊細さんに向けた重要な内容なので、しっかり読み進めてくださいね。
HSPが誰にでも当てはまると感じる3つの理由
HSPが誰にでも当てはまると感じる理由が、以下の3つです。
- 繊細さは誰もが持っている特徴
- HSPが抽象的で広く解釈できる
- HSP診断テストの質問が一般的すぎる
まずは理由を把握することが大切です。
ひとつずつ、しっかりと見ていきましょう。
① 繊細さは誰もが持っている特徴
たしかに、『繊細さ』はHSPさんに限らず、誰にでも多少は当てはまるものです。
- 大切な発表の前に緊張する
- 人の言葉に傷つきやすい
- まわりの目が気になってしまう
- SNSで他人と比べてしまう
など、これらの感覚は、HSPに限らず誰もが経験することでしょう。
でもね、HSPの場合はその影響度が段違いなんだ!
普通の人なら数分で気持ちを切り替えられる出来事でも、HSPさんは一日中考え続けてしまいます。
また、些細な音や光、においにも強く反応してしまい、なににも集中できなくなってしまうことも。
さすが『繊細さん』と呼ばれる所以だね、、!
なので、一口に「繊細」と言っても、そのなかの度合いが全然違うことは覚えておきましょう。
HSPはどうしたらいい?特徴と大切な考え方を完全解説した【読めば安心】に基本情報をまとめてあります。
② HSPが抽象的で広く解釈できる
そもそもHSPという言葉自体が広く解釈できるので、誰にでも当てはまりやすくなります。
- 刺激に敏感
- 深く考える
- 共感力が高い
- 環境の変化に敏感
など、誰もが程度の差こそあれ持ち合わせているものです。
さらに、、
その人それぞれの性格とも重なる部分が多いです。
- 人混みが苦手 → 内向的な性格の人
- 物事を深く考える → 慎重な性格の人
- 人の目が気になる → 社交不安がある人
- 刺激に敏感 → 疲れている人
このようにHSPとは関係のないことだったとしても、「あれ、HSPに当てはまってる、、?」となります。
たしかにこれは誰にでも当てはまっちゃいそうだもんね。。
そのため、HSPかどうかを判断する際は、特徴だけでなく、それらが生活に与える影響の大きさにも注目する必要があります。
③ HSP診断テストの質問が一般的すぎる
HSP診断テストも、実は誰もが「はい」と答えがちな質問で構成されています。
- 音や光に敏感である
- 人の気持ちがよくわかる
- 完璧を求めてしまう
- 変化に弱いほうだ
また、診断テストによっては、「どちらかといえば当てはまる」といった曖昧な選択肢もあります。
だから「HSPの可能性がある」という結果になりやすいんだね、、!
なので、診断テストはあくまでも参考程度のものと捉えておきましょう。
重要なのは、「実際の生活や人間関係のなかでどう感じるのか?」です。
【無料3分】HSP診断テストと危険な注意点を実体験からシェアしたも参考にしてください。
HSPは誰にでも当てはまるわけではない
実は、HSPは脳の働き方が一般の人とは異なることが科学的研究でわかってきています。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士の研究によると、HSPは脳の感覚処理の仕方に特徴があるようです。
- 感情の機微を察知する高い能力
- 些細な変化も見逃さない観察力
- 刺激を深く処理する独特の脳の使い方
- 視覚や聴覚からの情報をより詳細に処理
など、HSPの人は扁桃体などの脳の特定部位の活性度が高いと言われています。
つまり、HSPの特徴は「なんとなく」じゃないんだ!
この脳の特徴は生まれつきのもので、意識的に変えることは難しいです。
だからこそ「誰にでも当てはまる」わけではなく、HSPには明確な生物学的基盤があると言えるでしょう。
HSPは人口の約20%が当てはまる
また、世の中のHSPの割合は人口の15〜20%程度と言われています。
つまり、5〜6人に1人の割合でHSPが存在するということです。
この比率は、
- 性別
- 人種
- 文化
に関係なく、世界中でほぼ一定であるということも言われています。
仮に「HSPの特徴が誰にでも当てはまる」のであれば、この比率はもっと高くなるはずです。
誰にでも当てはまるわけじゃないってことだね!
HSPを見分ける9つのポイント
HSPが誰にでも当てはまるのかを見分けるポイントが、以下の9つです。
- 刺激に対する反応が人より強い
- 深く考えすぎて行動できない
- 人混みですぐに疲れてしまう
- 人の感情を敏感に感じ取る
- 些細な変化にすぐ気づく
- マルチタスクが極端に苦手
- 回復に一般の人より時間がかかる
- 自分のペースを人一倍大事にする
- 生きづらさを許容できない
これをわかっておくと、モヤモヤへの対処もうまくなります。
実際の経験を交えながら、ひとつずつ見ていきましょう。
① 刺激に対する反応が人より強い
HSP気質のなかでもとくにわかりやすい特徴が、刺激に対する反応の強さです。
- エアコンの音
- 蛍光灯の明るさ
- 香水や芳香剤の匂い
- 人との物理的な距離感
- 服のタグがチクチクする感覚
など、非HSPさんなら気にも留めないような些細な刺激でも、強く反応してしまいます。
だから普通に過ごしているだけで疲れやすいんだ。。
よしきの場合、、
光の刺激に弱いので、
- 反射した太陽の光で偏頭痛になる
- 蛍光灯の部屋ではいつも頭痛がする
- スマホの画面はつねに1番暗いモード
といった具合に、日常生活に弊害がしっかりと出ます。笑
パソコン仕事との相性が悪いんだよね〜笑
なので、仕事や普段の生活のなかで、刺激に対する反応が強い人は、HSPの傾向があるでしょう。
HSPが共感するあるある50選と10の対策を本気でまとめたも参考になります。
② 深く考えすぎて行動できない
次に、物事を深く考えすぎてしまう人もHSP気質が強いです。
- 些細な決断に何時間も悩む
- 人の何気ない一言を深読みする
- 過去の出来事を何度も振り返る
- メールの一文字一文字を吟味する
この「深く考える」という特徴は、DOESと呼ばれるHSPの4つの特性のうちの「D=Depth of processing(深い思考力)」にあたります。
考えすぎて、結局わけわからなくなる、、!笑
とはいえ、深く考える力はHSPさんが持つ素晴らしい才能で、仕事でも存分に活かせます。
ただし、考えすぎて行動できないレベルになると、日常生活に支障をきたすので注意しましょう。
③ 人混みですぐに疲れてしまう
刺激への弱さにも通じますが、人混みでの体調の変化もHSPを見分ける指標のひとつです。
- 雑貨屋さんでもすぐ疲れる
- 忘年会や飲み会で早々にダウン
- 電車の通勤ラッシュに入れない
- ショッピングモールで頭がクラクラする
さらに、HSPさんの場合、人混みによる疲れは精神的なものだけでなく、身体的な症状としても現れます。
- 急な頭痛
- めまい
- 吐き気
など、人混みの中にいることで五感への複数の刺激を一度に受け、脳が処理しきれなくなることが関わっていると言われています。
人混みに10分いるだけで、まるで1日中働いたみたいに疲れちゃう、、。
非HSPさんなら気にならない程度の人の多さでも、大きなストレス源となるようならHSP気質が強いかもしれません。
④ 人の感情を敏感に感じ取る
HSPさんは、まわりの人の感情を敏感に感じ取ってしまう傾向があります。
- 言葉と裏腹な本音を察知する
- 相手の表情の微妙な変化に気づく
- 場の空気が重たくなると具合が悪くなる
- 誰かが悲しんでいると自分まで落ち込む
など、他人の感情を吸い取ってしまって、自分が疲れ果ててしまいます。
「空気が読める」とかのレベルじゃないんだよね、、!
このように、人の感情を敏感に感じ取りすぎて日常生活に支障をきたすレベルであれば、HSP気質は強めです。
⑤ 些細な変化にすぐ気づく
HSPさんは、ほかの人が気づかないような些細な変化にもすぐに気づけます。
厄介なのは、そこからさまざまな想像や心配が始まってしまうことです。
- 上司の声のトーンが違う → 怒っているのかも?
- 部屋の温度が1度上がった → 集中できなくなりそう
- 同僚の挨拶が普段より小さい → 嫌われてるのかな?
こんな感じで、単なる「観察力が高い」というレベルを超えている場合、それはHSPのサインです。
気づきすぎて、仕事も生活も大変、、!
⑥ マルチタスクが極端に苦手
HSPさんは、複数の作業を同時にこなすマルチタスクが極端に苦手な傾向があります。
- 話を聞きながらメモが取れない
- 資料作りながらメール返信ができない
- 電話しながらパソコン作業ができない
- 会議中に別の作業を頼まれると混乱する
こんな感じで、仕事のなかでもしんどいと感じる場面が多いはずです。
無理に頑張ろうとすると、脳が処理しきれずにパンクしちゃう。。
マルチタスクによって疲労や混乱を感じ続けると、最終的になにも集中できなくなります。
そんな経験がある人は、仕事の能力が低いわけではなく、HSP気質の影響かもしれません。
HSPがマルチタスク苦手な5つの理由と克服したコツを解説したも読んでおきましょう。
⑦ 回復に一般の人より時間がかかる
さまざまな刺激や疲れから回復するのに、HSPさんは時間がかかります。
- 飲み会の疲れが3日は残る
- 人混みに出た翌日は動けない
- 休日は丸一日寝て過ごしたい
- 仕事の疲れが週末では取れない
HSPさんの脳は、刺激を通常より深く処理するため、そのぶん回復も遅いです。
これは「根性がない」とか「努力不足」じゃないんだ!
そのため、急にひとり時間や余白がほしくなる人は、HSPにとって厳しい環境にいるかもしれません。
HSPの疲れの取り方36選と経験談を暴露した【もう悩まない】も参考にしてください。
⑧ 自分のペースを人一倍大事にする
HSPさんは、自分のペースを守ることに人一倍敏感です。
- 急な予定変更が苦手
- 焦られると頭が真っ白になる
- 人のペースに合わせるのが困難
- 慌ただしい環境が耐えられない
こんな感じで自分のペースを乱されると、
- 極度の疲労感
- 頭痛や吐き気
- 集中力の低下
- 不安感の増大
など、仕事や生活にも支障が出てきます。
僕は会社員のころは毎朝お腹を壊してたよ。。笑
自分のペースへのこだわりが強く、それが乱されることで大きなストレスを感じる人は、HSPに当てはまるでしょう。
⑨ 生きづらさを許容できない
HSPさんは、生きづらさを我慢したまま生きていくことができません。
- 我慢すればするほど辛くなる
- 「気にしすぎ」で片付けられない
- 「みんな頑張ってるんだから」で納得できない
非HSPさんであれば、納得できないことも「これが社会人だから、、」と飲み込んでしまいます。
しかし、HSPさんはどうしてもモヤモヤしてしまい、その不快感が取り除けません。
それでも我慢を続けると、確実に心身を壊すよね。。
だからこそ、生きづらさを感じるHSPさんは、一度真剣に自分と、人生と向き合いましょう。
そのなかで、価値観や理想の未来を見つけることでしか、生きづらさは解消できません。
「我慢できない」っていうのも、立派な才能なんだ!
よしきの経験談
20代のころ、とにかく社会に馴染めなくて毎日が地獄でした。
- ニートを5回繰り返す
- 些細なことを引きずりすぎる
- 会社の人のペースに合わせられない
みんなが普通にできていることがどうしてもできない自分を、どんどん嫌いになっていました。
もう人間性が欠落していると思ってたよ。。笑
そんなある日、『生きづらさ』についてあれこれ調べているときに、『HSP』という言葉を知ったのです。
あまりにも当てはまるHSP診断
そしてHSPについて調べたり、診断を受けたりするうちに、
「あれ、自分の生きづらさって、これやん、、」
ということに気づきました。
そのときの正直な気持ちは、『安心』の一言。
自分自身がダメ人間だったわけじゃないんだって思えたんだ。
生きづらさの正体がわかって、、
生きづらさの正体がわかってから、考え方や行動が変わりました。
いままでは、
「もうなにをやっても無駄だし、報われない人生なんだ、、」
と、人生を諦めていましたが、
- HSP気質のいい部分を活かしたい
- もう開き直って好きに生きよう
- 会社員に縛られている場合じゃない
そうやって気持ちを切り替え、いまは天職を見つけて海から徒歩5分のところでゆったりと暮らせています。
HSPだからこその生き方を発信
そして、どん底から変わることができた自分の経験を、いまこうして発信しています。
「昔の僕みたいに悩んでいる人の背中を押したい」
ただ、それだけの想いです。
少しでもその気持ちが届いていたら嬉しい!
「HSPなんて誰にでも当てはまるでしょ?」って思われることも、あります。
でも、この悩みは本人にしかわからないし、そういう人は相手にすることないです。
「あなた自身がどう生きたいのか?」を、いま一度真剣に考えてみてくださいね。
HSPがコーチングを受けないのは大損失でした【忖度なし】は僕が変われたきっかけのひとつです。
HSPが誰にでも当てはまると感じる人の注意点
HSPが誰にでも当てはまると感じる人の注意点が、以下の3つです。
- 無理に合わせようとしない
- HSPじゃないように振る舞わない
- 理解してくれる人に相談する
知らないままだと生きづらくなってしまいます。
ひとつずつ、しっかりと確認していきましょう。
無理に合わせようとしない
「誰にでも当てはまるものだから、、」と、無理してまわりに合わせるのは危険です。
- つらくても残業を続ける
- 苦手な飲み会に参加する
- 人混みに我慢して出かける
- 刺激の多い環境で踏ん張る
こういった無茶を続けると、あとで必ず大きなしっぺ返しがきます。
僕も無理して合わせようとして、仕事のストレスで入院したよ。。
大切なのは、自分の特性を理解し、それに合った生活や働き方を選ぶこと。
「誰にでも当てはまる」という誤解に惑わされて、自分を偽らないでくださいね。
HSPじゃないように振る舞わない
「誰にでも当てはまるじゃん」と言われるのが嫌だからと、HSPじゃないフリをするのもNGです。
- 休みを取らずに頑張る
- 刺激に強いフリをする
- 無理に社交的に振る舞う
- 疲れていても笑顔をつくる
こうやって自分自身をごまかし続けると、本音がどんどん見えなくなってしまいます。
それだけではなく、実際に僕は、
- 慢性的な頭痛
- 不眠や食欲不振
- うつっぽい症状
などを経験し、「こんな生き方は地獄だ、、」と絶望したこともあります。
自分らしさを隠すって、すごく疲れるよね、、。
HSP気質を隠そうとすることにエネルギーを使うくらいなら、それを自分らしい生き方を築くために使ってみませんか?
その決断ができた人から、新しい道が切り拓けるはずです。
理解してくれる人に相談する
HSP気質であることは、理解してくれる人に必ず相談しましょう。
たしかに、
- 「わがまま」だと思われそう
- 「気にしすぎ」で片付けられそう
- 「もっと頑張れ」と励まされそう
- 「みんな同じでしょ?」と言われそう
といった不安がある気持ちはわかります。
ですが、だからといってひとりで抱え込んでいると、絶対に限界がきます。
そのことを受け入れて、HSPを理解してくれる人に相談すると、
- 自分の特性への理解が深まる
- 新しい対処法が見つかる
- 心理的な安全性を感じられる
- 自己肯定感が高まる
など、自分らしさを取り戻すためのヒントが手に入ります。
理解者がいるだけで、生きやすさが全然違うよね!
「あなたはひとりじゃない」という事実を、忘れないでいてくださいね。
HSPが相談できない9つの原因と対策を経験談から解説した【抱え込みNG】も参考になります。
HSPに関するよくある質問
HSPが当てはまるかどうかに関するよくある質問が、以下の3つです。
- HSPってADHDやHSCとは違うの?
- HSPは治るの?克服できるの?
- HSPじゃないかもしれないけど生きづらい、、
僕の経験から回答しました。
ひとつずつ、見ていきましょう。
HSPってADHDやHSCとは違うの?
結論から言うと、違います。
- ADHD(注意欠如・多動症)
- 自閉スペクトラム症
- 不安障害
など、HSPとは別物です。
ただ、HSCに関しては、
- HSC:子どもの高感受性を指す言葉
- HSP:大人の高感受性を指す言葉
というイメージになります。
だから過度に不安になる必要はないよ!
HSPは治るの?克服できるの?
結論、HSPは「治す」、「克服する」ものではありません。
なぜなら、生まれつきの脳の特性であり、その人の個性の一部だから。
HSPは「個性」であって「病気」じゃない!
大切なのは、HSPという特性を理解し、それに合った環境や生活スタイルを作っていくこと。
「治す」ことを目指すのではなく、この個性とうまく付き合いながら、自分らしい人生を歩んでいきましょう。
HSPじゃないかもしれないけど生きづらい、、
生きづらさを感じる原因は人それぞれなので、必ずしもHSPだけが理由ではありません。
- 疲労やストレス
- 生活習慣の乱れ
- 環境との相性の悪さ
- 仕事や人間関係のモヤモヤ
大切なのは、「HSPかどうか」にとらわれすぎないこと。
まずは自分の感じている生きづらさと真摯に向き合い、そこから自分に合った生き方を少しずつ探していきましょう。
そうすれば必ず自分軸を取り戻せる!
まとめ
「HSPは誰にでも当てはまる」というのは、間違いです。
もっというと、HSP気質の強弱も人によって違うので、個人差もかなりあります。
だからこそ、HSP気質について人と比べる必要もないんです。
なんと言われようと、もっと堂々としていい!
HSPに当てはまろうがそうでなかろうが、あなたの価値は落ちたりしません。
そのことを忘れずに、自分らしい生き方をつくっていきましょうね。
追伸:HSPさんは必見です!
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あなたの『自分らしい生き方』の一歩目に役立つ内容なので、見逃さないようにオレンジのボタンをタップして受け取ってくださいね!