HSP気質の新入社員さんが知っておくべき7つの壁と対策
HSPの新入社員だけど仕事がつらい。。
僕も同じ経験をしたけど、無理して入院する羽目になったよ。
- 新入社員だけどHSP気質がつらい
- 体育会系の職場に馴染める気がしない
- でもまだ仕事を辞める勇気がない
この記事を最後まで読めば、HSPな新入社員さんがぶつかる7つの壁と対策がわかり、自分らしい働き方を見つけるヒントが手に入ります。
「新入社員だけど不安、、」と悩んでいる繊細さんに向けた大事な内容なので、しっかり読み進めてくださいね。
HSP気質の新入社員がぶつかる7つの壁
HSP気質の新入社員がぶつかりがちな壁が、以下の7つです。
- 環境の変化についていけない
- 聞きたいことが聞けない
- 仕事のスピードに慣れない
- 電話対応が苦痛
- まわり顔色を繊細に感じ取る
- 社会人はつまらないという感覚
- 合わない上司との関わり方
20歳で大運送会社で働き出した僕の経験談も含め、ひとつずつていねいに解説していきます。
① 環境の変化についていけない
HSP気質の人は、環境が変わると新しい刺激をたくさん吸収してしまい、すぐに疲れてしまいます。
とくに新入社員としてすぐに期間は、
- オフィスという環境
- 新しい人との出会い
- 独特の緊張感
- 上司への気遣い
- まわりの人の動き
など、学生時代とはまったく違う環境に戸惑ってしまうはずです。
が、焦ることなく、少しずつ心と体を適応させていきましょう。
初日からすべてを抱え込もうとするとしんどいので、まずは慣れることに意識を向けるのが大切です。
YouTubeでも解説しました!
HSPさんに向いていない仕事の特徴を9つ解説しました。
この記事と合わせて見ると、いまの会社が合ってるのかわかるよ!
② 聞きたいことが聞けない
新入社員からすると、新しい職場環境はまるで外国です。
- 専門用語
- 難しいシステム
- 会社ごとの文化
- 見たことない機械
- 分厚いマニュアル
上司がいろいろ教えてくれても、ひとりでは理解不能なことだらけ。
が、HSPさんは人に聞くのが苦手な傾向があるので、わからないことが適切なタイミングで聞けないことも。
さらに、責任感の強さから「これくらい自分で調べなきゃ」、「聞いたことがマニュアルに載ってたら怒られるかも」と抱え込みがちです。
僕も素直に質問ができず、何度ミスをしたことか。。
聞きたいことは早めに聞いておかないと、いろんな人に迷惑がかかることもあるので、注意しましょう。
HSPの7つの短所と僕が乗り越えた方法【悩んだ経験談】の記事も参考になります。
③ 仕事のスピードに慣れない
HSPさんは、ていねいな仕事をすることに向いています。
反対に、スピード感を持ってさまざまな仕事をこなすのは苦手です。
わかる。すぐに心のキャパがいっぱいになっちゃう。
とはいえ、会社としては早く戦力に育てたいので、短期間でいろんなことを詰め込もうとします。
すると、マルチタスクが不得意なHSPさんはどんどん苦しくなり、仕事のスピード、質が落ちてきます。
僕は運送会社というスピード勝負の仕事をしていたので、毎日がメンタルを削るつらい時期でした。
繊細さんが体育会系の職場に馴染むのはほんとうに大変。。
④ 電話対応が苦痛
9割のHSPさんにとって、電話対応は苦痛以外のなにものでもありません。
が、新入社員の仕事として電話は避けられないので、悩む人が多いです。
僕も電話が鳴るたびに心臓が掴まれる感覚でつらかった。。
職場次第では電話対応を避けることができないので、のちほど簡単にできる対策を紹介します。
⑤ まわり顔色を繊細に感じ取る
HSPさんは、とにかくまわりの顔色をうかがいがちです。
新人として入ったらとくにそうなるよね。。
- 手を止めてじっくり考えてる
→ サボってると思われてないかな? - 声が大きな上司が近くにいる
→ 怒ってるのかな?と気になる - 手伝おうとしたけど役に立てなかった
→ 使えないやつだと思われたかな?
など、ひとつの行動をするたびに顔色を見てしまい、余計な疲れの原因に。
この疲れが積み重なると思考停止になってしまい、仕事に支障がで始めるので要注意です。
僕もまわりの目が気にするとパフォーマンスが出しにくかった。。
⑥ 社会人はつまらないという感覚
新入社員として会社にうまく馴染めないと、「社会人はつまらない、、」と感じてしまいます。
一度つまらないと感じ始めると、
- 将来への希望がなくなる
- この会社を選んだことを悔やむ
- プライベートを楽しむ余裕もない
など、人生のどの方向を向いても暗い気持ちになる危険性も。
でも実は、HSPさんは環境さえ間違えなければ普通の人よりも豊かな人生を味わえます。
いまがつらい繊細さんも、そのことは忘れないでくださね。
HSPな僕たちでは、自分らしい生き方を手にいれる情報をたくさん発信していくからね!
⑦ 合わない上司との関わり方
HSPさんにとって、職場の人間関係はとても重要です。
とくに上司との関わりは切っても切れないので、合う上司か合わない上司かで、モチベーションも左右されます。
- 人の悪口ばかり
- 人の足を引っ張る
- いつも怒っている
- デリカシーがない
- 口調が強すぎる
あなたの上司がひとつでも当てはまる場合、HSPさんにとってつらい環境だと言えます。
僕の上司も悪口大好き人間だったから、話を聞くのが苦痛だった。。
上司を変えようとしても難しいのが現実なので、耐えられない繊細さんは心身を壊す前に早めの退職も検討しましょう。
HSP気質の新入社員の悩みを消す7つ対策
HSP気質の新入社員の悩み対策が、以下の7つです。
- がんばりすぎないと決める
- 自分の価値観を発掘する
- 失敗は成長に必要だと知る
- 電話対応で焦らない仕組みをつくる
- 趣味や好きなことを見つける
- 見た目の印象を良くする
- 繊細さんと合わない人の対処法を学ぶ
ひとつでも頭に入れておくと心がラクになるので、ていねいに解説していきます。
① がんばりすぎないと決める
限界を超えてまでがんばることはやめましょう。
そもそもHSPさんは普通の人よりも心のキャパが小さいので、まわりの人と同じ熱量で動けなくて当たり前なんです。
それが苦手なこととなるとなおさら。。
現代は、数え切れないほどの職種や働き方があります。
上司世代は「ひとつの会社に骨を埋める」という価値観を持っているかもしれませんが、はっきり言って古いです。
いまの仕事が合わないなら、あなたが輝ける場所はほかにあるということ!
サボることを推奨するわけではありませんが、いい意味で肩の力を抜いて、仕事の適性を見極めていきましょう。
HSPさん向けの現実的な適職を経験談から解説しました【30歳で発見】も参考になります。
② 自分の価値観を発掘する
HSP気質に合った仕事を見つけるうえで、「価値観の発掘」は絶対に欠かせません。
- 目の前の人の役に立ちたい
- ひとりで黙々と仕事をしたい
- とにかく働いてお金を稼ぎたい
- 自分のペースでゆるく暮らしたい
- 前に出るより人のサポートがしたい
など、人の価値観によって働き方も変わり、そこには正解も不正解もありません。
価値観がわかってないと、「本当はのんびり働きたいのに残業と休日出勤ばかり、、」とモヤモヤします。
とはいえ、新入社員のうちから自分の価値観を把握できてる人は少ないので、焦らないように。
僕は働き方と価値観がズレてて、仕事が苦痛でしかなかったよ。。
HSPとは?特徴と大切な考え方を完全解説した【読めば安心できます】も参考になります。
③ 失敗は成長に必要だと知る
新入社員には、失敗がつきものです。
簡単なことでも失敗しちゃって、まわりの目が痛い。。
たしかに失敗は怖いですが、失敗をしないと成長しないのもまた事実。
さらに、「新入社員は失敗して当たり前」という会社の認識もあるので、成長するチャンスです。
内容はどうあれ、若いうちから「失敗」に慣れておくことが超重要!
自分らしい生き方は、挑戦と失敗の繰り返しでしか手に入りません。
なので、失敗をある程度甘く見てくれるいまの時期をフル活用し、行動力を磨いておきましょう。
④ 電話対応で焦らない仕組みをつくる
HSPさんのほとんどは、電話対応に苦手意識があることはお伝えしました。
ですが、「わたしは繊細なので電話対応はしません!」と宣言しても受け入れてもらえる可能性は低いです。
そもそもそんなセリフ言えない。。
なので、電話が苦手なら苦手なりに、うまく対応できる仕組みをつくりましょう。
- 最初に伝えること
- よくある質問リスト
- テンパったときの対処法
などを、メモかなにかに書いておき、電話対応中にすぐ確認できるようにしておく方法。
さらに、電話対応と一口に言っても、HSPさんによって不得意な部分は違ってきます。
- 電話に出る瞬間が苦痛
- 表情が見えないのが不安
- 話してるときの沈黙が苦手
「自分は電話対応のどこが苦手なのか?」 を事前に把握しておくだけでも、心が落ち着きます。
HSPさんが電話対応を嫌う7つの理由と対策【苦手なことは手放すのが正解】も要チェックです。
⑤ 趣味や好きなことを見つける
新入社員さんは、覚えることやプレッシャーが多く、休日も仕事のことばかり考えてしまいます。
それでは余計に暗い気持ちになり、仕事に行きたくなくなってしまいます。
なので、休日にできる趣味や好きなことを見つけましょう。
- スポーツ
- カフェ巡り
- 映画鑑賞
など、 リラックスできるものであればなんでもいいです。
僕はプールで泳いだあと岩盤浴に行ってストレスを解消してたよ!
あなたの人生は、いまの仕事がすべてではありません。
趣味や好きなことを見つけても心が軽くならない場合は、限界サインだということを覚えておきましょう。
⑥ 見た目の印象を良くする
会社で働いていくうえで、新入社員のときの最初の印象はとても重要です。
とくに第一印象は、たった3〜5秒で決まり、その後2年間にわたって継続するという研究結果も出ています。
最初の印象が悪いと、人間関係も変わってきそう。。
なので、「新入社員だからなにか気の利いたことを言わなきゃ、、!」と焦るより、
- しっかり目をみる
- 清潔感を出す
- 笑顔で話す
など、無理に気負わず当たり前の対応をすれば問題ありません。
僕は笑顔と目を見ることだけは心がけてたから、いろんな人にかわいがってもらえたよ!
⑦ 繊細さんと合わない人の対処法を学ぶ
社会に出ると、学生時代にはいなかったような人たちと出会います。
とくに、歳の離れた上司はすでに価値観が凝り固まっていて、「自分が正しい」とさえ思っている人も。
うっ、そんな人がHSP気質を理解してくれるとは思えない、、!
なので、
- 繊細さをバカにする
- モラルがなくて失礼
- 気合いと根性を押し付ける
など、「こんな環境では到底やっていけない、、!」と感じたら、早めに退職を検討してください。
そんな職場の雰囲気が改善する希望は限りなく薄いので、HSPさんにとって心に毒を盛られているような毎日になります。
僕の経験上、「苦手な人とうまく付き合う方法」なんか存在しない!
新入社員として合わない会社に入ってしまったら、逃げるが吉です。
HSPさんが教える本音の退職理由7選【僕は〇〇でした】も参考になります。
新社会人で挫折したHSPの僕の経験談
僕は高卒なので、大学を出て新卒として会社に入った経験はありません。
しかし、フリーターとしてフラフラしていた20歳のとき、「そろそろちゃんと仕事をしなきゃ、、!」という焦りから、大手の運送会社に入社しました。
誰もが利用するほど有名な会社だったので、世間体は問題なし!
当時の僕は地元以外の世界を知らず、「就職して、マイホームと新車を買って、結婚して、、」というのが普通の人生だと疑いもしませんでした。
そんな学歴のなさ、視野の狭さが、このあと2年間にわたって、自分を苦しめることに。
自分にはここしかないという勘違い
入社したころの僕は「HSP」という言葉すら知りませんでしたが、すぐに「この仕事は向いてないかも、、」と気づきました。
毎日がつらくて苦しくて、休日は現実逃避のためにひたすら寝るような生活。
いま僕なら秒で退職してる。笑
ところが、
- 学歴
- 人脈
- スキルや強み
- やりたいこと
- 人生のゴール
など、なにひとつ持ってなかった僕は、「この職場が自分の居場所。ここを離れたら路頭に迷う」と信じていたのです。
そんな勘違いを抱えたまま仕事を続けた結果、ストレスで入院し、結果として退職することになりました。
HSPに合わない職場は存在する
結論からいうと、HSP気質にまったく向いてない職場でした。
- 体育会のノリ
- 1分1秒に追われる毎日
- 毎日何件もの電話対応
- 役に立ってる感覚がない
- サービス残業は当たり前
もしもあなたがこんな職場で働いてたら、ゾッとしませんか?笑
当てはまってる人は、注意しないと僕みたいに入院するかも(真顔)。
どうしてもHSP気質に合わない仕事はあります。
そして、HSPさんがその仕事を選んでしまったら、強みや自分らしさを活かせることなく、一生輝けない人生が待っています。
だからこそ、悩んでいる新入社員さんには次のことを伝えたいんです。
入社から2年で入院、退職
入院生活を経て退職した僕は、一時的に引きこもりになりました。
部屋から出られず、親の顔も見られず、ただただ自分を、人生を呪うだけの日々。
なにが悪くて、なにが正解かもわからないまま、時間だけが過ぎていきました。
間違いなく、20代で1番の暗黒期だったよ。笑
そんな毎日を送るなかで、あることに気づいたのです。
心の声を無視し続けた
「この仕事は向いてないから辞めたほうがいい」
僕はそんな心の声に気づきながら、無理矢理ふたをして仕事をしていました。
なぜなら、そうする以外の選択肢を知らなかったから。
認めたくなかっただけで、直感ではわかっていたんだね。
仕事を辞め、肩書きもなにも失った僕は、 真剣に自分の心の声に耳を傾けてみることに。
そこで聞こえてきたのが、「もっと広い世界を見てみたい。人生を変えたい。」というものでした。
一歩踏み出したら世界が変わった
もちろん人生を変える方法なんて知らないし、人生を変えられるなんて思ってもいません。
でも何日もかけて、紙に自分の想いを書き出し続けた結果、
そうだ 石垣島、行こう。
唯一興味を持てたスキューバダイビングのライセンスを取りに、初めてのひとり旅へ。
その小さな、僕にとっては大きな一歩が、人生を180度変えてくれたのです。
逃げることでしか気づけない道がある
石垣島での経験や出会いを経て、それまで興味のなかった「留学」に心の矢印が向きました。
石垣での出来事はこの記事には書き切れないから、別記事に書くね!
そして、地元に戻った僕は人生で初めて見つけたやりたいことのために、1年3ヶ月で340万円を貯金するほど猛烈に働き、
- フィリピン留学
- カナダワーホリ
- 世界一周
という夢をどんどん達成し、いまは会社を経営しながらフリーランスとして好きなことを仕事にしています。
あの日、会社から逃げることを選択した僕は、逃げた先で新しい自分と出会い、人生があっという間に変わってしまったのです。
HSPがフリーランスになって人生激変した話【10個の仕事も解説】の記事で詳しく話しています。
つらい思いをしているHSPの新入社員さんへ
いまの会社に入社するまでに、たくさんの葛藤があったと思います。
- 世間体
- 親の顔
- 自分の価値観
- 将来への不安
- 身近な友だちの進路
いろんなことを背負って、比較して、勇気を出して決めた道が、いまの職場のはず。
だから?それがなんだって言うんですか?
職種も働き方も価値観も、数え切れないほどの選択肢があるのに、初手で100%納得できる道を見つけるなんて不可能じゃないですか?
たしかに、人生って海のように自由なものなのかも!
いまの仕事が合わないなら、ほかの方向に進路を変えてもいいんです。
1番ダメなことは、思考停止して、文句を言いながらいまの場所にとどまり続けること。
そしてなにより、人生最後の日に後悔することだよね。
まだまだ人生はこれから、あなたの直感はなんて言っていますか?
まとめ
HSP気質の新入社員がぶつかりがちな壁が、以下の7つです。
- 環境の変化についていけない
- 聞きたいことが聞けない
- 仕事のスピードに慣れない
- 電話対応が苦痛
- まわり顔色を繊細に感じ取る
- 社会人はつまらないという感覚
- 合わない上司との関わり方
HSP気質の新入社員の悩み対策が、以下の7つです。
- がんばりすぎないと決める
- 自分の価値観を発掘する
- 失敗は成長に必要だと知る
- 電話対応で焦らない仕組みをつくる
- 趣味や好きなことを見つける
- 見た目の印象を良くする
- 繊細さんと合わない人の対処法を学ぶ
HSPさんは、社会に出て、いろんな人と出会い、いろんな経験をするなかで、自分らしさが磨かれていきます。
この記事を読んでくれている繊細なあなたは、まだまだ原石。
今日からの選択次第で、輝く生き方を手に入れられるよ!
まわりと比べて焦ることもあると思いますが、大丈夫。
そんなときは、「HSPな僕たちの運営者は入院までしてたもんな」と、思い出して笑ってやってください。
一緒に前を向いていきましょうね。
追伸:HSPさんは必見です!
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