HSPが電話苦手な7つの理由と対策を解説した【経験談】
電話が嫌いで仕事がつらい。。
HSPさんは電話対応がない働き方のほうがしあわせになれるよ!
- HSPだから電話対応が苦手すぎる
- 音も怖いし、すぐに疲れちゃう
- 電話が必要な仕事は向いてない?
この記事を最後まで読めば、HSPさんが電話対応が苦手な7つの理由と対策がわかり、電話が必要な仕事との距離の取り方がわかります。
「電話対応が苦手、、」と悩んでいる繊細さんに向けた大事な内容なので、しっかり読み進めてくださいね。
HSPさんが電話対応をしたくない7つの理由
HSPさんが電話対応をしたくない理由が、以下の7つです。
- 力が入りすぎて疲れる
- 柔軟な対応に緊張する
- オフィスの人の目が気になる
- 声の変化で相手の感情が見えてしまう
- 気まずくて質問ができない
- 話の整理が追いつかない
- 電話の音が怖い
HSP気質を持つ僕も、電話は本当に苦手です。
ひとつずつ、わかりやすく理由を解説していきます。
YouTubeでも解説しました!
「そもそもHSPの特徴ってなに?」って人に向けて、『HSP完全解説』の動画を作りました。
この記事と合わせて見ると、HSP気質を受け入れやすくなるよ!
① 力が入りすぎて疲れる
「電話対応よろしくね」と言われた瞬間から、HSPさんは体がこわばってしまいます。
心臓がバクバクして、毛穴から汗が噴き出るよね、、。
なぜなら、実際に電話対応をするまでのあいだに、ネガティブな思考が頭を埋め尽くすからです。
- ちゃんと話せるだろうか?
- 難しいこと言われたらどうしよう
- 偉い人だったら絶対に失敗できない
など、わからないがゆえに不安や恐怖をつくり出して、どんどん苦しくなります。
想像力が豊かな繊細さんだからこその悩みとも言えるでしょう。
② 柔軟な対応に緊張する
電話に出てどんな相手かハッキリするまで、「どんな対応をするべきなのか?」と悩んでしまいます。
- 自分が対応すべきなのか?
- それとも上司に取り次ぐのか?
- 改めて掛け直す対応がいいのか?
電話の内容によっては、その場で瞬時に判断を下さなければ相手にも不安を与えることになります。
このブラックボックスな感じが本当に苦手。。
考えれば考えるほど緊張してしまい、仕事中に心が休まることはないでしょう。
③ オフィスの人の目が気になる
HSPさんは、「うまく対応できてるか?」よりも「まわりの人は自分の電話対応をどう思ってるか?」が気になってしまいます。
そのせいで、まわりに人がいる状況での電話は、相手の話がまったく頭に入ってこないこともしばしば。
まわりの人に自分の話を聞かれている感覚、嫌だよね。。
僕も会社員時代、受話器をおいた瞬間から話の内容を忘れてしまい、「なにを聞いてたんだ、、」となった経験があります。
「思い出せないし、かけ直すのも迷惑になるし、どうしよう?」と悩んだことのある繊細さん、僕以外にもいるのでは?
④ 声の変化で相手の感情が見えてしまう
HSPさんは観察力、共感力に優れているため、相手の声の変化で感情の動きを察知します。
この能力は環境次第では強みになるのですが、
- 一瞬トーンが低くなった
- 興味なさそうに聞いてる
- もう少しで怒り出すかも
など、表情が見えない状況ではあれこれ想像してしまい、裏目にでる場合も。
対面だと表情や身振りが見えるから安心できるんだけどね。
とくに、悪気なく言い方が強い人や早口な人と電話は、かなりメンタルを削られることでしょう。
⑤ 気まずくて質問ができない
相手の表情が見えないと、質問や聞き直しが難しいと感じるのもHSPさんの特徴です。
- バカだなと思われないか?
- 気分を悪くさせるかも
- まわりの目が気になる
など、聞き返すことで起こりうるネガティブなことをイメージしてしまいます。
1回ならまだしも、聞き取れなくて何回も聞いちゃうと全身から汗が吹き出る。笑
とはいえ、わからないことをわからないままにしておくことが1番のリスクなので、繊細さんにとって超えるべきハードルです。
⑥ 話の整理が追いつかない
相手の表情が見えないままどんどん会話が進んでいくと、思考が追いつかないHSPさんもいます。
五感が鋭い繊細さんは電話をしながら、
- あ、上司と目が合った
- なんか香水の匂いがする
- 誰か書類を落としてる
など、自分がいる空間で起こっていることを嫌でも察知して反応してしまいます。
集中力が分散しちゃうんだね。
内容が難しいほど困ってしまうので、HSPさんにとっては常にプレッシャーになるでしょう。
⑦ 電話の音が怖い
ここまで理由を説明してきましたが、そもそもHSPさんは電話の音すら苦手です。
なので、自分が電話対応をしなくていい環境でも、電話の音が鳴っているだけで大きなストレスになります。
僕はプライベートの電話も苦手だから、音が出ない設定にしてる。
とくに、電話の音をシャワーのように浴び続けた日の夜は、心臓がドキドキして眠れないHSPさんもいるでしょう。
うぅ、夢でも電話が出てきそうで嫌だね。。
HSPさんの電話対応を乗り切る7つの方法
電話が苦手なHSPにおすすめの対策が、以下の7つです。
- 自分用の説明書をつくる
- 相手の言葉を繰り返す
- 最初の一言を決めておく
- 苦手なポイントを認識する
- 電話をかける場合は時間を決めておく
- 電話の横にメモを置いておく
- 得意な人に任せる
意識するだけでも電話対応への安心感が増すので、ひとつずつ解説していきます。
① 自分用の説明書をつくる
電話対応の説明書を作り、常に確認できるようにしてみましょう。
- 〇〇会社の場合
- 伝言を頼まれた場合
- 会社のことを聞かれた場合
- 上司が不在の場合
- わからない場合
など、つまずきそうなシチュエーションに対してのマニュアルがあると心強いです。
とくに、電話中に頭が真っ白になってしまうHSPさんにおすすめ!
「説明書がある」 というだけでも心がアンテし、落ち着いて対応できる力が身についていきます。
さらに、作った説明書を社内で共有することで会社としての対応力UPにつながり、あなたの評価も上がるかもしれません。
② 相手の言葉を繰り返す
相手の話についていけず、すぐに忘れてしまうHSPさんは、相手の言葉を繰り返す癖をつけましょう。
え、でもそれはそれで迷惑じゃない?
もちろん、相手の言葉を一語一句繰り返すのよくありません。
ですが、
- 日時や場所
- 人の名前
- 金額
など、とくに重要な用件の場合は、復唱することでミスも自然と減っていきます。
心理学的にも、相手の言った言葉を繰り返すことで「ちゃんと伝わってるんだ」という安心感を与えられるので、おすすめです。
③ 最初の一言を決めておく
HSPさんは、相手の気持ちを考えすぎて「最初の一言」に迷いがちです。
なので、言われたことに対して、返す言葉を決めてしまうのも有効です。
- 断る場面
→ 大変恐縮ですが - 怒られた場面
→ 申し訳ございません - 自分じゃ対応できない場合
→ すぐに確認いたしますので
など、切り返しの言葉さえ言えれば、あとのセリフも出やすくなります。
最初のやり取りで焦ると、その後の会話もめちゃくちゃになりがち。。
ボクシングのカウンターのように、「こうきたらこう返す」と自分ルールを作ってみましょう。
④ 苦手なポイントを認識する
自分が苦手だと思う電話対応のポイントを確認しましょう。
- 電話に出る瞬間
- 沈黙になったとき
- 電話の音が鳴ったとき
など、分解してみると、「なんだ、電話に出る瞬間だけ乗り越えればあとは大丈夫だな」と、不安の正体を掴めます。
あとは、不安な部分に対しての対策を説明書に盛り込んで、何回も練習すればOKです。
僕は、電話をかける前に「どんな対応されるんだろう?」とモヤモヤするのがきっかけで、どんどんネガティブになってしまいます。
だから「電話をかけるときはなにも考えず勢いでかける」ことを意識してるよ!
原因がわかれば対策もしやすいので、紙に書き出して把握してみては?
⑤ 電話をかける時間を決めておく
こちらから電話をかける場合は、事前に時間を決めておくのもありです。
HSPさんは、電話をかけて担当者が不在だと「あぁ、電話をかけるタイミングが悪かった、、」と自己嫌悪になりがち。
なので、 あらかじめスケジュールを組み、それをひとつのタスクとしてサクッと処理しましょう。
でもメールを送るのも迷惑だと思っちゃう。。
もちろん電話の内容にもよりますが、
- 参考資料を送る
- 電話で話す要点をまとめる
など、相手の役に立つ内容であることを前提に、そのやり取りのなかで、日程を確約させるのがベストです。
また、大事なことは テキストに残しておくことで、言った言わないのトラブルも未然に防げます。
⑥ 電話の横にメモを置いておく
電話対応のミスを減らす1番簡単な方法は、その場でメモを取ることです。
たったこれだけで、すぐにテンパってしまう自分から解放されます。
僕も会社員のときは、すぐにメモを取る癖をつけてた!
メモを取る際の注意点として、相手の言うことをすべて書くことはやめましょう。
必要のない情報も残してしまううえ、書くのが追いつかなくて焦ってしまいます。
なので、「5W1H」の要領で、
- いつ
- どこで
- 誰が
- なにを
- なぜ
- どのように
と、 重要な部分だけを箇条書きするのがおすすめです。
⑦ 得意な人に任せる
なにを試しても電話対応ができないHSPさんは、思い切ってまわりの人に相談してみるのもありです。
HSP気質に理解を示してくれる職場であれば、まわりの人がフォローしてくれるでしょう。
えぇ!そんなこと言ったら白い目で見られそう。。
僕自身、電話はもちろん、複数人でのzoomも苦手なので打ち合わせが苦痛でした。
そこで、一緒に仕事をしている人に勇気を出してお願いしたところ、快諾してくれ、働くのがとてもラクになったのです。
その際に、
- HSP気質について
- 苦手だからやってほしい
- かわりにあなたの苦手を教えてほしい
と伝え、相手の苦手な事務作業を僕が巻き取ることに。
相手も「助かる」と言ってくれて、心が軽くなったな〜
どんなテクニックを使っても、苦手なことを得意にすることはほぼできません。
なので、苦手を手放す工夫を意識して行動してみましょう。
HSPの7つの短所と僕が乗り越えた方法【悩んだ経験談】の記事も参考になります。
HSPさん向けの電話対応が少ない仕事
電話対応を避けたいHSPさんは、以下の3つがおすすめです。
- 人につなげる役目の仕事
- そもそも電話対応がない仕事
- 電話上でクレームが起こりづらい仕事
電話との関わりが少ない仕事ならストレスの種が減るので、ひとつずつ見ていきましょう。
人につなげる役目の仕事
自分は対応せず、上司や専門の人に電話をつなぐのがメインの仕事もあります。
言われるセリフや伝えることもほぼ定型文なので、電話が苦手なHSPさんでも簡単です。
おお!繊細な僕にもできそう!
職場によって変わってきますが、事務の仕事なら取次の対応で済むかもしれません。
HSPさんにとっては大事な要素なので、新しい仕事を探す際は事前の確認を忘れないようにしましょう。
HSPさんに向いてない12種の仕事と経験談をまとめた【口コミもあり】の記事もおすすめです。
そもそも電話対応がない仕事
HSPさんは、最初から電話対応が一切ない仕事を選ぶのがいいです。
電話対応に悩む環境だと強みが発揮できず、輝くチャンスを逃してしまいます。
せっかくなら、HSPらしさを活かせる仕事がしたいよね!
僕はフリーランスとしていろんな人と関わっていますが、電話対応はほとんどないです。
相手も電話嫌いなことが多くて助かってる!
なので、会社で働く以外の選択肢も視野に入れてみましょう。
くれぐれもコールセンターなどでは働かないように。
HSPに向いてる9つの仕事と職場環境を解説した【実体験あり】の記事もおすすめです。
電話上でクレームが起こりづらい仕事
仕事内容によって、電話の相手の質も変わってきます。
- 電話の相手が法人
→ 会社同士なのでていねい - 電話の相手が個人
→ 言いたい放題の人も多い
あくまでも傾向ですが、法人相手の電話のほうが気持ち的にラクな部分もあります。
とはいえ、そのぶん大きな商談絡みの電話もあり、別のプレッシャーを抱えることも。
いずれにせよ、HSPさんが無理に電話対応のある仕事をしてもいいことなさそうだね。
HSPさんの電話対応の注意点
どうしても電話対応から離れられないHSPさん注意点が、以下の2つです。
- 自己嫌悪にならない
- 失敗しても対策すればOK
大切な考え方なので、ひとつずつていねいに解説します。
自己嫌悪にならない
普通の人は「鈍感」なので、電話での緊張や相手の声色の変化も気になりません。
一方、HSPさんは「繊細すぎる」のでちょっとしたことを気にしては、ネガティブな想像を膨らませてしまいます。
- 表現は正しかったかな?
- 同じこと2回も言っちゃった
- 追加で補足のメールはいるかな?
- なんとなく機嫌を損ねた気がする
- ワンコールで出たのは微妙だった?
と、電話を切ったそばから頭のなかは自己嫌悪パラダイス。
自分を責めてもいいことなどひとつもないので、「失敗したかも、、」と感じたら、次のことを思い出してください。
失敗しても対策すればOK
仮に失敗をしても、それは成長に欠かせない「苦い栄養素」です。
とくにHSPさんは深い思考力を持っているので、失敗の原因を的確に把握し、改善することができます。
なので、実は失敗の多いHSPさんは普通の人の何倍ものスピードでスキルアップできるのです。
HSP気質って悪いことばかりじゃないんだね!
とはいえ、そんなHSPさんの強みも、環境が悪いと活かすことができません。
電話対応ばかりの職場では、確実に能力が半減するので、転職や独立も視野にいれるのがおすすめです。
HSPさんが転職するなら30代がベストです【理由とコツも解説】もおすすめです。
プライベートの電話も苦手でかけられないHSPな僕の経験談
HSPな僕は、とにかく電話が嫌いです。
経験談として、実際に以下の対策をしています。
- 「電話は出ない」と友だちに宣言
- 仕事の電話対応は人に任せる
- どうしても電話をかける必要があるときは、事前に話す内容をまとめる
ここまでやっても苦手なものは苦手なので、「自分は電話が向いてない人」だと受け入れて生活しています。
人には向き不向きがあるから、しかたないよね!(開き直り)
僕みたいに電話対応を諦めても働けているHSPはたくさんいるので、ひとりで抱え込みすぎないようにしてくださいね。
まとめ
HSPさんが電話対応をしたくない理由が、以下の7つです。
- 力が入りすぎてしまう
- 柔軟な対応に緊張する
- オフィスの人の目が気になる
- 声の変化で相手の感情が見えてしまう
- 気まずくて質問ができない
- 話の整理が追いつかない
- そもそも電話の音が苦手
電話が苦手なHSPにおすすめの対策が、以下の7つです。
- 自分用の説明書をつくる
- 相手の言葉を繰り返す
- 最初の一言を決めておく
- 苦手なポイントを認識する
- 電話をかける場合は時間を決めておく
- 電話の横にメモを置いておく
- 得意な人に任せる
つらい思いをしながら苦手な電話対応を克服しても、得意な人には敵いません。
あなたには、あなただけの輝けるポジションがあります。
それがたまたま、電話じゃなかったというだけのこと!
苦手と向き合うより、「じゃあ自分の得意はなにかな?」という部分に目を向けたほうが、人生豊かになると思いませんか?
そんなHSPさんがひとりでも増えてくれるよう、僕はここで発信を続けます。
一緒に前を向きましょうね。
追伸:HSPさんは必見です!
「電話対応が嫌だ、、」と悩んでいる繊細さんに向けて、公式LINE限定で特別なプレゼントを無料贈呈しています。
あなたの『自分らしい生き方』の一歩目に役立つ内容なので、見逃さないようにオレンジのボタンをタップして受け取ってくださいね!